連載-102-長靴について考えてみました。
公開日:2026.8.4
子ども靴もTPOは必要です。時(time)、場所(place)、場合(occasion)に相応しい靴ということです。でも、現実的には難しい…。
そんな中でどうしても必要なのは、雨靴、つまりゴムやプラスチック製の長靴ではないでしょうか。雨の日、またどろんこ遊びにも必須でしょう。
8月初旬時点で東北地方は梅雨が明けていないようですが、ゲリラ豪雨が頻発する昨今です。便宜的に「長靴」としますが、雨靴として履くゴム製などの長靴について書いてみます。
最初から否定的なことを書きますが、長靴は、足に良くないという見方が一般的なようです。
その要因は、作り方にあると思われます。
長靴の製法には、加硫とインジェクションの二つがあります。加硫は天然ゴムを使って作る製法です。1960年代まではゴム長靴を製造する一般的な方法でしたが、インジェクション製法が改良・進化するにつれ主役の座を去りました。現在でも加硫のゴム長靴は製造されていますが、“こだわりの一品的”位置づけであり、子ども用には加硫で製造されたものは、まずない。売り場に並んでいる長靴は、すべてインジェクション製法を用いたものと言えます。
では、インジェクションとは、どんな製法なのでしょうか。
「射出成形」とも言いますが、この名前が製法を物語っています。金属製の型に溶かしたゴムやプラスチックをピュッと流し込み、成型と接着を一気に行ってしまう方法です。
大掛かりな設備になるので、巨額な設備投資が必要です。しかし人手をかけず、均一な製品を大量に製造できます。その結果、コストダウンも図れるので、買いやすい価格で提供できます。
購入する側にも、メリットがあります。

●フットベッド型中敷で支持性・安定性をアップ
但し、一体成型なので、特定の部分、例えばカカトのホールドを良くするためにカカト部分の材料の硬度を変えたりすることはできません。その結果、カカトのホールド力が弱かったり、全体に素材が柔らかかったりすると支持性が弱まり足を十分に支えられないといったデメリットが生じます。
こうしたことが、「足に良くない」という評価に繋がっていると思われますが、改善策はあります。
足裏の凹凸に対応するように立体的、つまりフットベッド形状の中敷です。安定性や支持性を付加することができます。既にその種の中敷が装着された製品もあると思うので、購入時にチェックしてみましょう。
装着されているのが平らな中敷だったら、サイズに合ったフットベッド型中敷を購入し、入れ替えるという方法もあります。その際、長靴なので、カカトの浮きが問題になることはほぼないと思いますが、つま先部が上がって靴のつま先部に指が当たらないか、チェックする必要があると思います。
●防水素材のスニーカーを選ぶ手もあります
また、雨などの悪天候には、長靴ではなく、防水や撥水素材を使ったスニーカーも有効です。
国内の大手メーカーも発売していますが、実は「リコスタ」にもあります。しかも足長14.5㎝からとベビーレンジから20アイテムほどラインナップされています。
そして防水を実現しているのは、ドイツのシンパテックス社が開発した「Sympatexメンブレン」という素材です。
メンブレンは、防水性に加えて透湿性、耐久性を備えています。透湿性は、湿気を吸収し外部に放出する機能です、しかもメンブレンを使用している製品、つまり衣服や靴内部と外気との温湿度差が大きくなるほど水蒸気の移動が促進されます。梅雨時のジメジメした気候でも、靴内部はカラッと保たれるということです。
リコスタ・オンラインショップで、傘マークがついているのが「Sympatexメンブレン」採用モデルです、チェックしてみてください。https://ricosta.base.shop/items/all/3

「Sympatexメンブレン」を使用した「リコスタ」